
目指すは“全国制覇” 日本全国にゆで太郎を
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- 本部スタッフ
プロフィール
ゆで太郎FC店舗にて勤務後、2011年に本部に入社。営業部にて店長やマネージャーを経験後、2018年に開発本部に異動。現在は新店舗開発を担当し、全国を飛び回る日々を送る。
飲食業の裏側から、本質を知りたくなった
大学卒業後、最初に入社したのは酒造会社。日本酒を飲食店に卸す営業として働いていました。蔵元の想いを伝え、お客様に届けるやりがいは大きかったのですが、次第に「実際にお酒が提供される現場」をもっと深く知りたいと感じるようになりました。
その後、卸売業や物流業に転職し、飲食店を支えるサプライチェーンの仕組みを学びました。店舗で使う食材がどのように届き、現場でどう使われているのか。裏側から見ることで、飲食業の全体像が少しずつ見えてきた頃、出会ったのがゆで太郎でした。
「安くて、早くて、美味しい。そして、日本の伝統である蕎麦を提供している」。この言葉を聞いたとき、「これは、やる価値がある」と直感しました。
“安価”でありながら“本物”の味を追求している姿勢、そして日本文化の発信という側面も併せ持つ「ゆで太郎」に大きな可能性を感じ、入社を決意しました。
「蕎麦を出す舞台」をつくる仕事
現在は、店舗開発の業務を担当しています。ゆで太郎がまだ出店していないエリアを中心に、「ここにお店を出したら、お客様に喜ばれるのではないか」という可能性を探る仕事です。物件のリサーチから始まり、現地の視察、不動産業者との交渉、契約、設計会社との打ち合わせまで、店舗オープンに向けた全体のディレクションを担っています。
物件を探す上で最も重視しているのは、「誰に食べてもらいたいか」という明確なイメージを持つこと。たとえば工場地帯であれば、朝が早くランチタイムのニーズも高い。逆にオフィス街ではスピードと回転率が求められます。どんなお客様がどんな時間帯に利用するのか。その仮説を立ててから現地に向かい、実際の人の流れや街のリズムを体感します。
Googleマップではわからない、空気や匂い、人の歩くスピード、視線の動き。そういった“感覚”が、物件の判断材料になります。
また、地域の不動産業者さんとの信頼関係も欠かせません。日々情報をいただく中で、世間話を交えながら信頼を築いていく。結果的に、「いい場所が出たらまず声をかけてもらえる」ようになる。それが理想の関係性です。
ゆで太郎の未来を描くやりがい
私たちが探し出した物件がオープンし、多くのお客様で賑わう姿を見たときの感動は格別です。開店初日には、自然と足が現場に向いてしまいます。ぞくぞくと店舗に入ってくるお客様、厨房で働くスタッフ、元気な「いらっしゃいませ」の声——それら全てが、自分の仕事の成果として形になっているのです。
もちろん、準備期間は決して簡単ではありません。物件の契約交渉が難航したり、設備の設置に予想外の課題が出てきたり。ときには「このままオープンできるのか?」と不安になることもあります。それでもチームで乗り越え、開店日を迎えた瞬間の達成感は、何ものにも代えがたいものです。
そして何より、「この街にゆで太郎ができてうれしい」というお客様の声が、次の店舗開発へのモチベーションになっています。
目指すは「全国制覇」
現在、ゆで太郎は関東を中心に、近畿・東海・北陸など店舗を広げていますが、私の目標は「全国制覇」。日本全国どこでも、ゆで太郎の看板が目に入る風景をつくることです。
そのためには、新しいエリアに挑戦する力が必要です。もちろん、これまでの経験で「この立地は成功しやすい」といった傾向も見えてきました。しかし、そこにとどまっていては、新しい可能性は開けません。
人口が少ない地域でも、観光地でも、学生街でも、働く人がいる限り、きっとニーズはあるはず。思い込みや前例に縛られず、柔軟な目線で土地を見ることを大切にしています。
「この場所で、どんな人が、どんな風にゆで太郎を使うだろう?」そんな風に想像をめぐらせながら、一歩一歩、ゆで太郎の風景を全国に広げていきたいと思っています。
ワークライフバランスの充実が、挑戦の原動力に
日々の仕事に全力を注げるのは、プライベートの時間も大切にできているからです。私は小学生の子どもが2人いて、休日は家族との時間を満喫しています。成長を間近で見守ることができるのは、何にも代えがたい喜びです。
また、自転車やランニング、水泳といった運動を通じてリフレッシュするのも、生活の大切な一部。体を動かすことで心が整い、次の仕事への集中力が高まります。
最近では、地方出張の際にその土地ならではの酒場や居酒屋を訪れ、その地域の酒文化を楽しむのが趣味になっています。「この街で頑張る人たちは、どんなふうに一日の疲れを癒すんだろう」。そう思いながらお酒を味わうと、仕事とはまた違った目線で街を見ることができます。
こうした時間を持てるのは、会社が「有給休暇取得」に明確な数値目標を設け、制度としてしっかり運用しているからこそ。飲食業界ではまだ珍しい取り組みですが、ゆで太郎システムではそれが“当たり前”になっています。
最後に、ゆで太郎を目指すあなたへ
ゆで太郎の仕事が、自分に向いているかどうか。それは実際に店舗に足を運び、蕎麦を食べ、働くスタッフの姿を見て、感じてみるのが一番だと思います。
そして、最終的に大切なのは、「お客様に元気に挨拶できること」「仲間と共に一杯の蕎麦を届けること」に楽しさを見いだせるかどうか。仕事としてだけでなく、“人との関わり”を喜びと感じられる人には、きっと大きなやりがいが待っているはずです。
私たちの仕事は、単に「店舗を増やすこと」ではありません。街の風景をつくり、人の暮らしに寄り添い、日本の食文化を次世代へつなぐことでもあります。
あなたと一緒に、まだ見ぬ街に“ゆで太郎の風景”をつくっていける日を、楽しみにしています。